【第29回】排水処理設備から異臭がする原因とは?突然臭い始めたときの確認ポイント

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「いつもと違う臭い」は変化のサイン

排水処理設備を日常的に管理していると、

「最近、排水槽の周辺が臭う」
「今までしなかった臭いがする」

と感じることがあります。

突然の異臭は、排水条件や設備状態が変化している可能性があります。

原因① 排水が長時間滞留している

生産量が減った場合や長期休暇後など、排水が槽や配管内へ長時間滞留すると、排水の性質によって臭いが発生することがあります。

原因② 汚泥がたまっている

沈殿槽や汚泥槽の汚泥を長期間排出していない場合、臭いの原因になる可能性があります。

原因③ 原水が変化している

加工油、洗浄剤、研磨剤などの変更によって排水の臭いが変わることがあります。

設備側に変更がない場合は、生産工程の変更も確認しましょう。

原因④ 配管内に排水が残っている

使用頻度の低い配管や流れの悪い場所に排水や汚泥が残り、臭いが発生する場合があります。

原因⑤ 薬品に関係する異常

薬品の変更、誤投入、漏れなども確認ポイントです。

原因不明の薬品同士を混ぜたり、槽内へ不用意に近づいたりすることは避け、安全データシートや工場の安全手順に従ってください。

強い刺激臭などを感じた場合

排水槽では、条件によって有害なガスなどが発生する可能性があります。

強い異臭や刺激を感じた場合は、原因確認のために槽内へ入ったり顔を近づけたりせず、安全を確保したうえで適切な担当者へ相談してください。

臭う場所と時間を記録する

異臭調査では、

「どの槽か」
「何時頃か」
「運転中だけか」
「特定の製品を加工した日だけか」

を記録すると原因を絞り込みやすくなります。

まとめ

排水処理設備の異臭には、

滞留、汚泥、原水変化、配管、薬品

などさまざまな原因があります。

臭いを消すことだけを目的にせず、「なぜ急に臭うようになったのか」を確認することが重要です。

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