【第24回】ポンプが空運転してしまう原因とは?排水処理設備で確認したいポイント
目次
ポンプが水のない状態で動いていませんか?
排水処理設備では、原水、処理水、汚泥などを移送するために多くのポンプを使用します。
その中で注意したいトラブルのひとつが「空運転」です。
ポンプの種類によっては、空運転を続けることで部品の摩耗や発熱などにつながる可能性があります。
異常に気付いた場合は、無理に運転を続けないことが重要です。
原因① 槽内の水位が低い
流入量の低下や前工程の停止などにより、想定より槽内水位が下がっている場合があります。
原因② フロートスイッチや水位センサーの異常
本来停止すべき水位になってもセンサーが正常に反応しなければ、ポンプが運転を続ける可能性があります。
汚泥や異物がセンサー周辺に付着していないか確認します。
原因③ 吸込配管が詰まっている
槽内に水があっても、吸込配管やストレーナーが詰まっていればポンプまで水が届かない場合があります。
原因④ 配管から空気を吸い込んでいる
配管接続部やホースなどから空気を吸うことで、正常に水を送れなくなるケースがあります。
原因⑤ バルブの開閉状態
メンテナンス後などに吸込側バルブを閉じたまま運転してしまうケースもあります。
設備トラブルでは、まず基本的なバルブ位置を確認することも大切です。
原因⑥ 制御系の異常
リレーや制御盤などに問題がある場合は、水位信号が正しく反映されない可能性があります。
電気設備については専門知識が必要なため、安全を確保したうえで適切な担当者へ確認を依頼してください。
空運転したら「なぜ停止しなかったか」まで確認
一度水を入れてポンプが動けば終了、ではありません。
本来であれば空運転になる前に停止する設備の場合、「なぜ停止しなかったのか」まで確認することが重要です。
まとめ
ポンプの空運転が起こったら、
水位、センサー、吸込配管、エア混入、バルブ、制御
を順番に確認しましょう。
小さな異常の段階で原因を見つけることが、ポンプ故障や設備停止の予防につながります。
