【第25回】排水処理設備の撹拌機が回らない・回転が弱い原因とは?

撹拌機は排水処理の重要な設備です

排水処理では、pH調整や薬品反応を均一にするため、撹拌機が使用されます。

そのため、

「撹拌機が止まっている」
「回っているが以前より遅い」
「異音や振動が大きくなった」

といった症状は、処理状態にも影響する可能性があります。

目次

原因① 羽根に汚泥や異物が付着している

撹拌羽根に汚泥や異物が大量に付着すると、回転時の負荷が大きくなります。

長期間槽内を確認していない場合は注意が必要です。

原因② モーターに異常がある

モーターの劣化や過負荷などによって正常に回転できなくなる場合があります。

運転音や発熱、ブレーカー・保護装置の作動状況なども確認します。

原因③ 減速機やカップリングの問題

モーター自体が動いていても、動力を撹拌軸へ伝える部分に異常があると正常に回転しません。

原因④ 撹拌軸や羽根が変形している

長期間の使用や異物の噛み込みなどによって軸や羽根に問題が生じることもあります。

原因⑤ インバーターなどの設定

回転数を制御している設備では、設定変更によって以前より回転数が下がっている可能性もあります。

撹拌不足が排水処理に与える影響

撹拌が不足すると、

薬品が均一に混ざらない
pHにムラができる
凝集状態が安定しない

といった問題につながる場合があります。

「水質が悪くなったから薬品を増やす」のではなく、撹拌機が正常に動いているかも確認しましょう。

まとめ

撹拌機の異常は、設備そのものの故障だけでなく排水処理状態にも影響します。

羽根、モーター、減速機、撹拌軸、制御設定などを確認し、「以前と回り方が違う」という小さな変化を見逃さないことが重要です。

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