【第18回】なぜ汚泥ケーキが柔らかくなる?フィルタープレスの脱水不良で確認したいポイント

「最近、汚泥ケーキがベタベタする」と感じていませんか?

フィルタープレスから排出される汚泥ケーキが、

「以前より柔らかい」

「水分が多い」

「ろ布から剥がれにくい」

という場合、脱水状態に変化が起きている可能性があります。

汚泥ケーキの状態は汚泥処分費にも関係するため、見逃したくないポイントです。

目次

汚泥ケーキとは?

排水処理によって発生した汚泥をフィルタープレスなどで脱水すると、固形状になった汚泥が残ります。

これを一般に汚泥ケーキと呼びます。

原因① 凝集状態が変化している

汚泥の脱水性は、前工程の凝集状態にも影響されます。

フロックの状態が変化すると、フィルタープレスでの水分の抜け方にも影響する場合があります。

原因② ろ布が目詰まりしている

ろ布を長期間使用すると、細かな汚泥などが付着し、水の抜けが悪くなる場合があります。

「脱水時間が長くなった」という症状と同時に発生している場合は、ろ布の状態を確認しましょう。

原因③ 汚泥の性質が変化した

加工製品や使用薬品が変わることで、発生する汚泥の性質が変化することがあります。

その結果、以前と同じ運転条件では十分に脱水できなくなる場合があります。

原因④ フィルタープレス周辺設備の状態

汚泥を送るポンプや配管などに問題がある場合も、脱水状態に影響する可能性があります。

フィルタープレス本体だけを見るのではなく、周辺設備を含めて確認することが重要です。

柔らかいケーキを放置すると?

水分の多い汚泥を処分すると、

  • 処分重量が増える
  • 保管や搬出がしにくくなる
  • 作業性が低下する

などの問題につながる場合があります。

日常点検で比較したいポイント

  • 脱水時間
  • ケーキの厚み
  • ケーキの状態
  • ろ液の状態
  • ろ布の状態
  • 汚泥量

などを記録しておくと、変化を把握しやすくなります。

「フィルタープレスが悪い」と決めつけない

汚泥ケーキが柔らかい原因は、フィルタープレスだけとは限りません。

凝集条件や薬品、pH、汚泥の性質など、前工程が原因となっていることもあります。

設備全体で原因を考えることが大切です。

まとめ

汚泥ケーキの変化は、排水処理設備の状態を知る重要な手掛かりです。

有限会社エイチアイテクノスでは、凝集処理からフィルタープレスまで設備全体を確認し、原因に応じた改善をご提案します。

「ケーキが柔らかくなった」「脱水時間が長くなった」「汚泥処分費を減らしたい」といったお悩みもご相談ください。

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