【第17回】排水処理設備のpH計はメンテナンスが必要!測定値がおかしいときの確認ポイント

目次

pH計の数字をそのまま信用していませんか?

排水処理設備では、pH管理が処理状態を左右する重要なポイントです。

ところが、そのpHを測定する「pH計」自体が正しく測れていなければ、適切な処理を行うことができません。

「最近pHが安定しない」

「薬品使用量が増えた」

という場合、排水だけでなくpH計にも目を向けてみましょう。

pH計は排水処理設備の重要なセンサー

pH値をもとに薬品添加を制御している設備では、pH計の測定精度が設備運転に大きく関係します。

測定値が実際の排水とずれていれば、必要以上に薬品が投入される可能性もあります。

なぜpH計に誤差が生じるのでしょうか?

使用環境によっては、

  • 電極への汚れの付着
  • 経年劣化
  • 校正状態の変化
  • 配線や周辺機器の問題

などによって、測定値が不安定になる場合があります。

現場で注意したい症状

  • 数値が大きく上下する
  • 反応が以前より遅い
  • 手測定した値と大きく違う
  • 薬品が止まらない
  • 薬品使用量が急に増えた

などが見られる場合には確認が必要です。

pH計の清掃

電極部分に汚れが付着すると測定に影響する場合があります。

ただし、清掃方法は機器や汚れの種類によって異なるため、使用しているpH計の取扱説明書やメーカー指定の方法に従うことが重要です。

校正も重要です

pH計は適切な方法で校正し、測定状態を確認する必要があります。

校正頻度についても、機器や使用環境、メーカー推奨条件に応じて設定しましょう。

pH計の異常が薬品コスト増加につながることも

誤った測定値をもとに薬品添加を行うと、必要以上に中和剤などを使用する可能性があります。

その結果、

  • 薬品費増加
  • pHの不安定化
  • 凝集状態の悪化

などにつながる場合があります。

設備全体で確認する

pH値が不安定だからといって、必ずpH計が原因とは限りません。

排水量や排水の性質、薬品供給設備なども確認し、原因を切り分けることが重要です。

まとめ

pH計は小さな機器ですが、排水処理設備の安定運転を支える重要な存在です。

有限会社エイチアイテクノスでは、排水処理設備全体の点検・メンテナンスに対応しています。

「pHが安定しない」「薬品使用量が急に増えた」などの場合には、お気軽にご相談ください。

目次