目次
pH計の数字をそのまま信用していませんか?
排水処理設備では、pH管理が処理状態を左右する重要なポイントです。
ところが、そのpHを測定する「pH計」自体が正しく測れていなければ、適切な処理を行うことができません。
「最近pHが安定しない」
「薬品使用量が増えた」
という場合、排水だけでなくpH計にも目を向けてみましょう。
pH計は排水処理設備の重要なセンサー
pH値をもとに薬品添加を制御している設備では、pH計の測定精度が設備運転に大きく関係します。
測定値が実際の排水とずれていれば、必要以上に薬品が投入される可能性もあります。
なぜpH計に誤差が生じるのでしょうか?
使用環境によっては、
- 電極への汚れの付着
- 経年劣化
- 校正状態の変化
- 配線や周辺機器の問題
などによって、測定値が不安定になる場合があります。
現場で注意したい症状
- 数値が大きく上下する
- 反応が以前より遅い
- 手測定した値と大きく違う
- 薬品が止まらない
- 薬品使用量が急に増えた
などが見られる場合には確認が必要です。
pH計の清掃
電極部分に汚れが付着すると測定に影響する場合があります。
ただし、清掃方法は機器や汚れの種類によって異なるため、使用しているpH計の取扱説明書やメーカー指定の方法に従うことが重要です。
校正も重要です
pH計は適切な方法で校正し、測定状態を確認する必要があります。
校正頻度についても、機器や使用環境、メーカー推奨条件に応じて設定しましょう。
pH計の異常が薬品コスト増加につながることも
誤った測定値をもとに薬品添加を行うと、必要以上に中和剤などを使用する可能性があります。
その結果、
- 薬品費増加
- pHの不安定化
- 凝集状態の悪化
などにつながる場合があります。
設備全体で確認する
pH値が不安定だからといって、必ずpH計が原因とは限りません。
排水量や排水の性質、薬品供給設備なども確認し、原因を切り分けることが重要です。
まとめ
pH計は小さな機器ですが、排水処理設備の安定運転を支える重要な存在です。
有限会社エイチアイテクノスでは、排水処理設備全体の点検・メンテナンスに対応しています。
「pHが安定しない」「薬品使用量が急に増えた」などの場合には、お気軽にご相談ください。
