【第14回】予防保全とは?排水処理設備を長持ちさせて突然の故障を防ぐ方法

目次

排水処理設備は「壊れてから修理」で大丈夫でしょうか?

設備が故障してから修理する方法を「事後保全」と呼びます。

一方、故障する前に点検や部品交換などを行う考え方が「予防保全」です。

排水処理設備の場合、突然停止すると排水処理ができなくなり、生産活動にも影響する可能性があります。

そのため、予防保全は非常に重要です。

排水処理設備は少しずつ劣化します

設備には、

  • ポンプ
  • モーター
  • 配管
  • バルブ
  • pH計等計測機器
  • 薬品供給装置
  • フィルタープレス

など、多くの機器があります。

それぞれの部品は使用とともに少しずつ劣化します。

完全に故障する前に変化を発見することが重要です。

予防保全で確認したい「いつもと違う」

設備トラブルの前には、

  • 音が大きくなった
  • 振動が増えた
  • 流量が低下した
  • 薬品の使用量が変化した
  • 処理水の色が変わった

など、小さな変化が現れる場合があります。

日常点検では数値だけでなく、「いつもと違う」という感覚も大切にしましょう。

現場で多い「まだ動いているから」の落とし穴

多少異音がしていても、「まだ動いているから」と使用を続けてしまうことがあります。

しかし、その結果として周辺部品まで故障すると、修理範囲が広がる可能性があります。

早い段階で対処できれば、小規模な修理や部品交換で済む場合もあります。

予防保全はコスト削減にもつながる

定期点検には費用がかかります。

しかし、

  • 突発的な修理
  • 緊急対応
  • 生産停止
  • 大規模な設備交換

などのリスクを考えると、長期的には予防保全がコスト削減につながる場合があります。

点検記録を残しましょう

おすすめしたいのが点検記録です。

例えば、

  • pH計の校正
  • 薬品使用量
  • 汚泥量
  • ポンプの状態
  • フィルタープレスの脱水時間

などを記録しておくと、変化を把握しやすくなります。

「感覚」だけでなく「過去との比較」ができることが重要です。

定期メンテナンスと日常点検を組み合わせる

毎日の簡単な確認と、専門業者による定期的な点検は役割が異なります。

日常点検で小さな変化を見つけ、定期メンテナンスで内部や専門的な部分まで確認することで、より安定した設備運用につながります。

まとめ

排水処理設備を長く使用するためには、

「壊れたら直す」

から、

「壊れる前に見つける」

という考え方への転換が重要です。

有限会社エイチアイテクノスでは、設備を製作して終わりではなく、設営後のメンテナンスまで一貫して対応しています。

現在使用している設備の状態確認や、今後のメンテナンス計画についてもお気軽にご相談ください。

目次