排水処理設備は「処理できれば何でも同じ」ではありません
排水処理設備を検討するとき、設備価格や処理能力だけを比較していませんか?
排水処理設備は長期間使用する設備です。
導入後の、
- 操作性
- メンテナンス性
- 薬品コスト
- 汚泥処分費
- 設備更新
まで考えると、「設計」が非常に重要になります。
ポイント① 排水の性質を把握する
同じ「研磨排水」でも、加工内容によって排水の性質は異なります。
金属の種類、研磨剤、洗浄剤、油分、排水量などを確認し、その排水に合った処理方法を考える必要があります。
ポイント② 排水量を正しく把握する
一日の排水量だけでなく、時間当たりの最大流量なども重要です。
排水が短時間に集中する工場では、その条件を考慮して設備を設計する必要があります。
ポイント③ 将来の生産計画を考える
設備導入後に生産量が増える可能性がある場合、現在ギリギリの能力で設計すると、数年後に能力不足になる可能性があります。
将来の生産計画を確認しながら、適切な余裕を検討することが重要です。
ポイント④ メンテナンスしやすい設計にする
どれほど性能の良い設備でも、メンテナンスできなければ長期間安定して使用することは難しくなります。
- 薬品の補充しやすいスペース確保
- ポンプを交換できるスペース
- 配管を清掃できる構造
- ろ布を交換しやすい配置
など、導入後の作業性も重要です。
ポイント⑤ ランニングコストを考える
設備価格が安くても、
- 薬品を大量に使用する
- 汚泥が多く発生する
- 電気代が高い
のであれば、長期的には高コストになる可能性があります。
初期費用だけでなく、トータルコストで比較することが大切です。
ポイント⑥ 現場で操作しやすいこと
排水処理設備は、実際に現場の担当者様が毎日操作します。
複雑すぎる設備では管理負担が増える可能性があります。
必要な機能を備えながら、分かりやすく扱いやすい設備を目指すことも設計の重要なポイントです。
ポイント⑦ メンテナンスまで考える
設備は設置して終わりではありません。
長期間使用するためには、
- 日常点検
- 定期点検
- 消耗品交換
- 修理
- 将来の設備更新
まで考える必要があります。
現場で起こりやすい設計上の問題
例えば、
「ポンプを交換したいのに作業スペースがない」
「配管を外さないとメンテナンスできない」
「生産量が増えたら処理能力が足りなくなった」
といった問題は、導入後に大きな負担になります。
だからこそ、設計段階で現場の使い方まで想定することが重要です。
まとめ
良い排水処理設備とは、単に排水を処理できる設備ではありません。
「安定して処理でき、現場で使いやすく、メンテナンスしやすく、長期間使用できる設備」が重要です。
有限会社エイチアイテクノスでは、バレル研磨排水・研磨排水の条件や設置スペース、生産状況などを確認し、設計から製作・設営・メンテナンスまで一貫して対応しています。
新設だけでなく既存設備の見直しについても、お気軽にご相談ください。
