こんにちは!有限会社エイチアイテクノス広報田中です。
これから排水処理についての基礎知識や弊社についてすこしづつブログアップしていきますので見てください♪
記念すべき第1回タイトルは【排水が白く濁る原因とは?バレル研磨排水・研磨排水で見逃してはいけない設備からのサイン】です!
「最近、排水の色が違う」と感じたことはありませんか?
「以前より排水が白くなった気がする。」
「薬品を入れているのに、なかなかきれいにならない。」
「最近、汚泥の量が増えてきた。」
工場のご担当者様から、このようなご相談をいただくことがあります。
排水処理設備は毎日稼働しているため、少しずつ変化していく設備の異常に気付きにくいものです。しかし、「いつもと少し違う」という小さな変化が、設備からの重要なサインであることは少なくありません。
特に、バレル研磨排水や研磨排水では、排水が白く濁るという症状は比較的多く見られるトラブルのひとつです。
今回は、排水が白く濁る原因や対策、日頃の点検ポイントについて詳しくご紹介します。
なぜ排水は白く濁るのでしょうか?
排水が白く濁る原因は一つではありません。
バレル研磨排水には、
- 金属粉
- 研磨剤
- 油分
- 洗浄剤
- 微細な浮遊物質(SS成分)
などが含まれています。
これらの成分が適切に分離できていない場合、排水が白く見えることがあります。
また、
- pH管理が適切ではない
- 凝集剤が排水の性質に合っていない
- 排水量が増加している
- ろ過能力が低下している
- ポンプなどの設備に異常がある
といった原因が重なることで、白濁が発生するケースもあります。
「昨日までは問題なかったのに突然白くなった」というよりも、「少しずつ悪化していた」という場合がほとんどです。
白濁を放置するとどうなる?
「少し白いだけだから大丈夫。」
そう思われるかもしれませんが、白濁は設備の状態を知らせてくれる重要なサインでもあります。
放置してしまうと、
- 汚泥の発生量が増加する
- 薬品の使用量が増える
- ろ過機の詰まりが増える
- 排水処理能力が低下する
- 設備への負担が大きくなる
などのトラブルにつながる場合があります。
また、薬品を増やすことで一時的に改善したとしても、根本的な原因が設備にある場合には、再び同じ症状が発生してしまいます。
その結果、薬品コストや汚泥処分費が増加し、ランニングコストの増加につながることも少なくありません。
現場でよくあるトラブル事例
実際の現場では、次のようなケースが見られます。
ケース① 生産量が増えていた
設備導入時と比較して、生産量が増加していたため、設備能力が現在の排水量に適していなかったケースです。
設備は導入時の条件に合わせて設計されています。そのため、生産量が増加すると、処理能力が不足してしまう場合があります。
ケース② pH管理に問題があった
凝集剤の性能を十分に発揮するためには、適切なpH管理が欠かせません。
pHが適切な範囲から外れてしまうと、
- 凝集しない
- 沈殿しない
- 白濁が改善しない
といった症状につながることがあります。
ケース③ ろ過能力が低下していた
フィルターの劣化や目詰まりによって、十分なろ過が行われていないケースもあります。
「以前より掃除の回数が増えた」「ろ過速度が遅くなった」と感じた場合には、一度設備を確認してみることをおすすめします。
毎日確認したい5つのポイント
設備トラブルを未然に防ぐために、毎日確認したいポイントがあります。
- pH値は正常か
- 排水の色に変化はないか
- ポンプの動作音に異常はないか
- 薬品の使用量に変化はないか
- 汚泥の発生量に変化はないか
毎日5分程度の確認でも、大きな設備トラブルを防ぐことにつながります。
「いつもと違う」という気付きが、最も重要な点検項目といえるかもしれません。
定期メンテナンスがコスト削減につながります
排水処理設備は、「壊れたら修理する」設備ではありません。
定期的なメンテナンスを行うことで、
- 設備停止のリスクを減らす
- 薬品使用量を最適化する
- 汚泥処分費を削減する
- 設備を長く使用する
といったメリットがあります。
設備は毎日稼働しているからこそ、少しずつ状態が変化していきます。
「まだ使える」ではなく、「最適な状態で使えているか」という視点が重要になります。
排水処理設備は設計も重要です
排水処理設備は、導入して終わりではありません。
- 現在の排水量に適しているか
- 生産量の変化に対応できているか
- 薬品の選定は適切か
- 設備能力に余裕はあるか
といった点を定期的に確認することが重要です。
設備の状態によっては、部分的な改修で改善できる場合もあれば、設備更新によってランニングコストを削減できる場合もあります。
まとめ
排水が白く濁る原因は、薬品だけの問題ではありません。
- pH管理
- 凝集条件
- ろ過能力
- 設備能力
- 排水量の変化
など、さまざまな要因が関係しています。
「少し白くなっただけだから大丈夫」と考えず、設備からのサインとして早めに確認することが、トラブル防止につながります。
有限会社エイチアイテクノスでは、バレル研磨排水や研磨排水の排水処理設備について、設計・製作・設営から定期メンテナンスまで一貫して対応しております。
「最近、汚泥が増えてきた」「排水の色が変わってきた」「設備が古くなってきた」など、排水処理に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。工場ごとの排水条件や生産状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
